ポケナビメールニュース ――――――――――――― No30(06-04-14)
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■ GPS豆知識
☆ 位置精度の表記について
GPSの位置精度表示の形式がいくつかあります。ただ精度の数値を比較しても位置精度の表示形式が違えば、無意味になってしまいます。
今回は位置精度の表示形式の種類とその意味するところをご紹介します。
1. RMS(自乗平均平方根)
誤差の標準偏差を表し、位置精度を表す形式としてよく使用されます。
真の測位点から数値で示された半径の中に63%の確率で存在しているこ
とを表します。
例えば、15mRMSであれば真の測位点から半径15m以内の円の中に
63%の確率で存在していることを表します。
2. CEP(確率誤差円)
CEPは50%の確率で数値に示された半径の中に存在していることを表し
ます。同じ誤差であってもRMSより少し小さい値を示します。
3. DRMS
RMSと同じ意味です。DはDISTANCEの略です。
4. 2DRMS
2DRMSは98%の確率で数値に示された半径の中に存在していることを
表します。2DRMSは2σと表示されることもあります。
5. RMSE
米国連邦地理データ委員会(FGDC)が使用している位置精度方式です。
95%の確率で数値に示された半径の中に存在していることを表します。
以上、位置精度はほとんど上記形式で表示されます。RMSを基準にして各形式を表すと次のようになります。
RMS=DRMS=CEP/0.83=2DRMS/2=RMSE/1.73
これを覚えておけば、同じ基準で位置精度を比較することができます。
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