ポケナビメールニュース ――――――――――――― No36(06-10-13)
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■ GPS豆知識
☆ 高精度GPS
カーナビを含め一般のGPSは、3機以上のGPS衛星からデータだけを使用 して測位する単独測位方式で、誤差が平均10~15m程あります。最近のGP
Sモジュールでは5mを切るものも出現しています。
単独測位のGPSに対して相対測位のGPSがあります。一般にディファレン シャルGPSと呼ばれ、高精度のGPSであり、2つの方式があります。
・トランスロケーション
通常、ディファレンシャルGPSと呼ばれるものの多くはトランスロケーショ ン法のGPSです。
基準となる点に単独測位のGPSを置き、衛星軌道の誤差や、電離層や大気に よる影響が、基準GPSから100km以内の各測点で同じになると予想できる
ため、基準GPSからの誤差情報を受信し、各測点での測位値から相殺すること で、精度を上げることができます。
・干渉測位
干渉測位GPSは衛星からのコード情報は使用せず、コード情報が載る搬送波 やコードクロックを使用します。搬送波やコードクロックの周期をある時間間隔
ごとに積算していくと、1周期の1/10~1/1000に分解できます。2地点で同じ ようにデータを取り、変化の差を検出することにより、1cm以下の精度が得ら
れます。
トランスロケーション法ですと、実時間で結果を出すことができますが、干渉 測位では早くても数分を要しますので、移動体の測位には適していませんが、精
度は1000倍以上向上します。
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