ポケナビメールニュース ――――――――――――― No45(07-07-13)
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■ GPS豆知識
☆ SBASとMSAS
静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS)は静止衛星を使って航空機向けにGPSの誤差を補正する信号を送出するシステムです。
SBASが生成するGPS補強情報には、
① GPS信号の誤差補正情報
② 電離層遅延量の補正情報
③ GPS衛星の異常有無に関する情報
③ GPSと同様の測距情報
等が含まれておりこれらを利用することで、測位精度の向上、異常なGPS衛星の検出・排除、測位結果の信頼度推定が可能となります。その結果、GPS測位の安全性、信頼性が飛躍的に向上します。
国土交通省航空局では、運輸多目的衛星(MTSAT)を利用してSBASに準拠したGPSの補強情報を送信するシステムとして、運輸多目的衛星用衛星航法補強システム(MSAS)を整備し、試験運用しています。
米国では,既にSBASの運用が始まっています。日本のものは「MSAS」、米国は「WAAS」、欧州は「EGNOS」とそれぞれ呼ばれています。
MSASによって数メートル(2~3m)程度まで精度が改善されるようです。SBASに対応した一般のGPSでもこの恩恵を得ることができます。
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