温度計の変化ありません、故障ですか?
【温度計について】 温度計には主に3つの計り方があります。
・バイメタル式 温度計 アナログ温度計に多く採用されているセンサーです。温度によって伸縮性の度合いが違う金属を張り合わせて、温度変化によって曲がるようにゼンマイ巻になっています。 その時の温度変化によってゼンマイが巻いたり戻ったりした動きで針が動いています。 温度の単位の摂氏(℃)は、0℃を水が凍る温度、100℃を水が沸騰する温度として定めて、 その間を100等分して表しています。
温度計は空気のカタマリの流れによってその変化を察知しています。 温度変化がないのは風通しの殆どない気密性の高いお部屋で空気の流れがない場所です。もし、故障かどうか確認したいのでしたら、一度屋外に温度計を出して見てください。空気が流れる外ではすぐに変化していれば、故障ではありません。
直接日光が当たる場所や冷暖房器具、加湿器などのそばは避けていただき、床から高さ約1.5mくらいの所に設置するのが最適です。
湿気は空気のカタマリです。カタマリによって湿気の度合いが異なる場合があり、場所が近くであっても数値が異なる場合があります。また、エアコンの風やライトで暖められている風が直接湿度計にあたると影響をうけます。 湿度計が箱に入っているものと箱から出して設置しているものでも数値が異なることがあります。また、 湿度計が木枠のものは木材がは水分を多く吸収してしまうので、その中にあるセンサも敏感に反応して数値が異なる場合があります。
市場には色々な精度の温湿度計がありますが、エンペックスでは家庭用で初めての高精度温湿度計を開発いたしました。高精度センサーは2種類あり、その精度は以下のとおりです。
私たちが快適だと感じるのは 温度だけではなく、室内の湿度の高い、低いによって変わります。室温が低くても、適度の湿度があれば暖かく感じたり、健康に良い「快適度」は、温度と湿度の組み合わせで決まります。 下のグラフの赤い部分は平均的に多くの人が快適と感じる「快適ゾーン」です。 湿度が40%RH以下になると、風邪をひきやすくなったりします。 また冷暖房などの暖め過ぎや冷やし過ぎも身体にはよくありません。外気との温度差5℃以内が、健康上望ましいと言われています。